グランツーリスモ、略してGT。
20年前から現在に至るまで、国内、いや世界においても"リアル系ドライビングシュミレーター"というジャンルを確立してきたシリーズだ。
圧倒的な収録車種数にその美しいグラフィックで多くのレースゲーマを虜にしてきた本シリーズだが、実はスマホにもGTに限りなく近いゲームが存在するのをご存知だろうか。
その名も「Assolto Racing」。
こちらはインディーゲームながら21社(2023年3月現在)とライセンス契約を結び、コンシューマーゲームと見違えるほどの美麗なグラフィックを持つ、スマホ向けレースゲームなら一番といえるであろう作品だ。
レースゲーム大好き人間である私も実際にやってみたので、その魅力を伝えていきたいと思う。
おすすめポイントその1 豊富な車種
本ゲームは前述したとおり新旧様々な車が登場し、その一部は内装まで精巧に再現されている。
日本車も86などが収録されているため、後述するコースと合わせて漫画の名場面を再現!などということもできる。
おすすめポイントその2 リアルな操作性
このゲームを始めてプレイした時、操作のあまりのリアルさに驚いた。
普段からやっているグランツーリスモと挙動がほぼ同じだからだ。
きちんとコーナー前では減速し、チャタリングを起こさないようにアクセルワークも工夫しなければならない。
サイドブレーキを引くことでできるドリフトも、スピンしてしまわないような繊細な操作が求められる。
スマホのレースゲームを見ているとカジュアル寄りの操作感なものが多い。しかしながら本作は車の特徴をよく再現しており、まさにスマホ版GTといえるだろう。
おすすめポイントその3 個性的なコース
本作にはスマホゲームには珍しいほどの多くのコースが収録されており、そのどれもが個性的なものとなっている。
首都高を再現したものからあの名作走り屋漫画に出てくるような峠まで、多種多様で面白いものばかり。
特に峠は、ハンコンと組み合わせることで、アーケードゲームさながらのプレイができるようになっている。
ここまではおすすめな理由ばかり紹介してきたが、中にはインディーゲームだからこその、少しばかり痒いところに手が届かない、そんなポイントもある。
うーん...なポイントその1
重い。
これに限る。とにかく動作が重いのだ。
筆者のスマホが低スペなのもあるが(楽天ハンド)最低画質、最低のFPSなのにも関わらず、峠など情報量が多いコースでは高確率でフリーズするかアプリが強制終了されてしまう。
しかし他のレビューを見る限りだと、そこそこ新しい(iPhone10.11)などでは問題なく動くようなのでそこは安心して欲しい。
その2 UIの反応範囲が狭い
これもそこそこのフラストレーションの原因となる。
例えば「レース」のこのアイコン。
きちんとフラッグを押さなければ反応しない。
その周りの部分は押しても特に変化はなかった。
その3 内装視点に対応する車が少数
そう、これがインディーゲームならではの弱点である。
86など、有名車種は内装視点が実装されているが、最初にもらえるプジョーのRCZなど、ほとんどの車はボンネット視点しかない。
ここまで少しアレな部分を紹介してきたが、この開発元はユーザー対応がよいので、改善される期待も大きい。ぜひプレイしながら待ちたいところだ。
まとめ
今回は「Assolto Racing」の紹介をしてきたが、これほどまでに高いクオリティーを持ったレースゲームを筆者はこれまで知らない。
まだ未プレイの方にはプレイすることを強くおすすめする。新たな発見が生まれるかもしれない。
今回はここで終わろうと思う。それでは。